(2)ヒーラーから霊医団への治療の要請

患者からの治療依頼を受け付けると同時に始まる、霊医団による驚異的な情報収集

スピリット・ヒーリングは、ヒーラーが患者からの治療依頼を受け付けると同時に開始されるようになります。地上のヒーラーを通して治療の要請がなされた瞬間に、霊界ではその患者のための治療体制(霊医団)が整えられ、霊医たちによって患者に関する詳しい情報が集められることになります。患者の前世の様子や霊的成長レベル、カルマの内容やカルマの清算状況、また霊体と肉体の質や現在の症状など、ありとあらゆる情報が霊界の情報網を通して霊医たちに届くようになります。

時には、霊医自身が患者のもとを訪れ、患者の“オーラ”を直接観察することもあります。オーラには、病気の原因となっているカルマの内容や体調や精神状態など、さまざまな情報が含まれています。それを霊医が読み取って、治療エネルギーを調合する際の参考にするのです。こうして集められた情報をもとに、一人一人の患者に合った「治療エネルギー」がつくり出されることになります。

地上世界とは異なり、霊界では時間と空間の制約がないため、必要な情報を瞬時に集めることができます。霊界人の情報収集能力・情報伝達能力は、地上人とは比較になりません。ヒーラーが治療の要請をしたと同時に、地上人の想像をはるかに超えた働きが開始されるようになるのです。

霊界における情報収集・情報伝達の速さは、地球上の何千倍、何万倍にも及びます。それは、私たちの体内での酵素による化学反応のスピードとよく似ています酵素は触媒として、体内での化学反応のスピードを1億から100億倍にまでアップします。こうした酵素の驚異的な作用によって、肉体の生命活動は維持されるようになっているのです)

1日に何百、何千人もの患者の治療が可能になる

霊界主導の治療のもう1つの側面

霊界の高級霊(霊医)たちと志(目的)を共有する地上のヒーラーは、霊界の総合病院の受付係として、一度に大勢の患者を霊医団に取り次ぐことができます。霊医たちによって選ばれた“本物のヒーラー”は、多くの患者の治療を同時に依頼することができるのです。

地上では、複数の患者を一度に治療するようなことはできません。医者や治療師は、一人一人の患者を順番に診察・治療しなければなりません。ところが霊界主導のスピリット・ヒーリングでは、1人の地上のヒーラーが、一度に何十人、何百人もの患者を治療することができるのです。それは実際に治療にあたるのは、霊界にいる霊医団だからです。こうしたスピリット・ヒーリングの様子を地上サイドから見ると、1人のヒーラーが同時に大勢の患者を治療しているように映ります。霊医たちの道具となって働くヒーラーは、数秒単位で治療(ヒーリング)を進めることができるため、1日に何百人~何千人、時にはそれ以上もの患者を治療することが可能となるのです。まさにこの点が、スピリット・ヒーリングの真骨頂と言えます。

スピリット・ヒーリングでは、さらに次のような驚くべきことが起こります。それはヒーラーが病気で苦しんでいる人を見て同情し、心の中で霊医に治療を依頼するだけで、霊界側がそれに呼応して治療を始めるようになる、ということです。ヒーラーの利他的な思いに応えて、霊医たちが働きを開始するようになるのです。