第1章
なぜ、本物のスピリット・ヒーラーになれる人はわずかなのか?
本書の姉妹編『スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学』やホームページの中で、一般のスピリチュアル・ヒーリングとスピリット・ヒーリングの違いを明確にしてきました。それがきっかけとなって、全国各地から“スピリット・ヒーラー”を自称する治療師が現れるようになりました。残念ながらそうした自称スピリット・ヒーラーの実態は、とても本物のスピリット・ヒーラーとは言えません。
スピリット・ヒーリングは、他のスピリチュアル・ヒーリング(サイキック・ヒーリングやマグネティック・ヒーリング)と比べ格段に優れています。スピリット・ヒーリングの看板を掲げることによって、世の中の人々から注目され、多くの患者を集めることができるようになります。「スピリット・ヒーリング」というネーミングを利用して患者を集め、金儲けをしようというのが、スピリット・ヒーラーを名乗る治療師たちの本音です。言うまでもなく、彼らはニセヒーラー・悪徳治療師です。
まず、こうしたスピリット・ヒーリングを利用した「悪徳ヒーラーの問題」から述べることにします。ニセのスピリット・ヒーラーの実態を見ていく中で、本物のスピリット・ヒーラーがきわめて少数である理由を理解していただけるはずです。
本章の内容は、次のようになっています。
- (1)大半のヒーラーが霊界から認められていない
- (2)本物のスピリット・ヒーラーかどうかの判別は簡単――ヒーラーの“ウソ”は誰にでも見抜ける
- 1)金儲けから始まるニセヒーリング
- 2)報酬を求めるのは当たり前か?――ニセヒーラーの屁理屈
- 3)奉仕精神から始まるスピリット・ヒーリング
- 〈本章のポイント〉