第8章

おわりに(スピリチュアル・ヒーリングの歴史的意義と、新たなホリスティック医学の確立)

本書のタイトルは、「スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学」となっています。そこにはスピリチュアル・ヒーリングを取り込んだ新たなホリスティック医学の確立が必要である、というメッセージが込められています。本書は、ホリスティック医学が今後取り組んでいかなければならない「霊的問題の手がかり」がスピリチュアル・ヒーリングの中にあることを明らかにし、ホリスティック医学に新たなビジョンと方向性を示すことを目的としています。

ホリスティック医学は、霊的要素を自らの内に積極的に取り入れることによって、初めて本物となることができます。そうしてこそホリスティック医学は、「医学全体の質を高めていく」という本来の使命を全うすることができるようになります。

本書の最後では、スピリチュアル・ヒーリングの歴史的意義を確認し、スピリチュアル・ヒーリングとホリスティック医学の将来を展望します。